監理技術者の養成が急務のワケは?

監理技術者という職業は、“売り手市場・買い手市場”と表現できるほど単純な仕事ではありません。

正しい認識に必要なアウトラインをお話ししておきましょう。

●一人前になるまで何年もかかる職業。

「監理技術者の養成が急務だ」というのは、1つには、促成栽培のように短日月で現場に役立つような有用な人材が育たないからです。

監理技術者というのは建築・施工現場で言えば総合監督・総指揮者のような存在ですから、知識も経験も、現場のベテラン技術者と同等かそれ以上のものが必要になります。

同じように施工管理の資格取得も、ある程度キャリアを積んだ40代の合格者が増えているようです。

【参考記事】http://www.s-housing.jp/archives/113610

●受験資格を満たすところから苦労が始まる。

そもそも監理技術者の資格を取得するには、まず受験資格を満たしている必要があります。

そのため人によってはその前段階からの勉強が必須であり、そうなると余計に長い期間が必要になります。

育成が急務というのは、このように、いますぐにでも受験者を増やす方向にもっていかないと、ますます人材不足の状態に陥るとの見通しがあるからです。

●「いまから就職しても買い手市場か」というのは、監理技術者に対する見方が浅すぎます。

普通のリクルート合戦とは意味が違います。

監理技術者を普通の就職と同じようにみているのなら、その考えや就職プランは捨てた方がマシです。

業界出身者でそれなりに素地のある人でなければ、とても監理技術者の仕事は務まりません。

監理技術者といっても、ただの管理とは意味が違います。