監理技術者の仕事の数は、日本全国にある建築現場・施工現場のほとんどです。
現場での立場や立ち位置を含めお話ししておきましょう。
●小さな工事規模であっても監理技術者は必須。
監理技術者は公共事業や民間工事の別なく、一定の規模(下請工事費用4000万円以上)であれば配置される立場にあります。
この額は建築物や施工現場の規模でいうとかなり小規模な現場まで含まれます。
ほとんどすべてが対象といっても良いでしょう。
つまり監理技術者の仕事は幅広く、ボリュームとしては際限なくあります。
長期的にみても安定した職業であることは間違いありません。
●現場では総合監督。
主任技術者と対等以上。
監理技術者の立場・立ち位置ですが、監理技術者は施主の立ち位置から現場の進捗状況を管理し、目にするようなところがあれば下請負人を適切に指導したり、場合によっては仕事のあり方を細かく監督したりという立場にあります。
現場では総合監督のような役割があるので、主任技術者にくらべて責任は重いです。
また資格取得のハードルも高いです。
●監理技術者は仕事量も安定し高収入ですが、現場では総合監督のような立場でもあるので、責任は主任技術者の比ではないほど重たいです。
立ち位置は施主側にあるといっても、現場に立てば総合監督なので職人との関係を円滑に保つことも大事です。
当然ですが職人や主任技術者と対等以上のコミュニケーションをとるため、知識や経験はそれらの立場の人を上回るものが必須になります。